TikTokでチック症を患っている姿を赤裸々に投稿されているインフルエンサーのゆうぽんさん。
自分の意思に反して体が勝手に動いたり奇声を上げてしまったりする症状の動画を上げているのですが、その症状を切り抜き異なる動画に当てはめて面白がっている動画が散見されます。
チック症の症状を切り抜き、面白おかしく動画を作成する行為は、本人にとっては辛いことです。チック症は本人の意思とは関係なく起こる症状であり、決して笑いの対象ではありません。
本記事ではチック症に焦点を当てて解説していきたいと思います。
わざと行っているのか、嘘か本当か深掘りしていきます。
「ゆうぽん」とは
活動名:ゆうぽん
生年月日:1999年7月14日
出身:大阪府
本名は公開されていません。
ゆうぽんはとても家族思いで、心の優しい少年のようですね。
そんなゆうぽんにチック症の症状が現れたのは、小学校6年生の時からのようです。
音声チックが日に日に強くなっていき保健室登校をしていたようです。
そして同時に不安障害も強くなっていき、お母さんが車に轢かれていないか確認する電話を6時間のあいだで50回もしてしまう程だったようです。
お母さんはそのため、学校の校門の前に6時間座って待っておられる日もあったそうな。
チック症:まばたきや咳払い、首振りなどの動作や発声が、本人の意思とは関係なく繰り返し起こる脳と神経の機能障害です。チック症は別名チック症候群とも呼ばれます。
音声チック:意図せず不規則に、同じような音や言葉が繰り返し発せられるチック症の症状です。咳払いや鼻すすり、特定の言葉を繰り返してしまいます。
不安障害:不安や恐怖を過剰に感じ、日常生活に支障をきたす精神障害の総称です。
チック症は本人の意思に関係なく行動や言葉を発してしまう症状です。
そしてこの症状が1年以上に渡り強く維持し、日常生活に支障をきたすようになる場合は、トゥレット症と呼ばれます。
ゆうぽんはチック症トゥレット症候群に加え自閉症を患っております。
チック症の症状は?嘘なの?
この動画でかなり詳細に教えてくれています。
以下は海外の方の動画です。
中にはこれらの症状に対してわざとやっているなどのコメントが散見されます。
チック症の方がよく誤解されることに、止められるけどわざとやっていると思っている方が一定数いることです。
チック症は見た目ではわかりません。しかし脳の機能の異常が原因だと考えられており、本人の意思ではコントロールできません。
またゆうぽんさんに個別で動画のコラボを依頼した方からもレストランなどでは音声チックがひどく周りに迷惑をかけてしまうためいけないという旨の連絡がきたとおっしゃられていることから、嘘でもわざとでもありません。
また障害者手帳と医師の診断書も挙げられています。
障害者手帳は自己申告生で誰でももらえるというコメントを行なっている方がいます。
障害者手帳は、誰でも簡単に手に入るものではなく、一定の条件を満たした場合にのみ交付されるものです。
TikTokより引用
悪質な切り抜きに関して
悪質な切り抜きに関してはゆうぽんさんは開示請求を行うことを発表されました。
一番辛いのは本人です。
絶対に悪質な切り抜きやお笑いのコンテンツにするのはやめましょう。
実際にゆうぽんさんもかなり辛い状況を赤裸々に語ってくれています。
まとめ
ゆうぽんさんの動画を見て楽しんでいる人もいるでしょう。
それはそれで良いのですが、その一方で、チック症がどんな病気なのかを知っておくことも大切です。
チックは、本人がわざとやっているわけではなく、病気なのです。
みんながチックについて理解を深め、思いやりの心を持つことで、チックで悩む人がもっと楽に暮らせる社会になるはずです。
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