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韓国アイドルグループのIVE(アイヴ)が2024年11月8日に公開した新曲「Supernova Love」!
とても儚いミュージックにどこか聞き覚えがあるような…?
そうです、これは坂本龍一氏作曲「戦場のメリークリスマス」です。
「戦場のメリークリスマス」のサンプリング曲となっている「Supernova Love」ですが、どういうわけか炎上しているようです。
その理由など深掘りしていこうと思います。
韓国アイドルグループ IVE(アイヴ)とは
2021年12月にデビューした韓国のガールズグループです。
デビュー曲「ELEVEN」が大きなヒットを記録。
その後も次々とヒット曲を連発し、韓国のみならずグローバルな人気を博しています。
特に、メンバーのビジュアルとパフォーマンス力の高さ、そしてキャッチーな楽曲が特徴です。
そして2024年11月8日に「Supernova Love」を発表しました。
坂本龍一氏作曲の「戦場のメリークリスマス」をサンプリングしたこの曲ですが現在炎上中のようです。理由はなんでしょうか?
まず「戦場のメリークリスマス」とはどんな曲なのか解説していきます。
「戦場のメリークリスマス」とは
「戦場のメリークリスマス」は、坂本龍一氏が作曲した楽曲で、1983年の同名映画のために書き下ろされました。この曲は、単なる映画音楽の枠を超え、世界中で愛される名曲として知られています。
曲の背景:映画「戦場のメリークリスマス」
戦場のメリークリスマスは、大島渚監督による1983年の映画作品です。
第二次世界大戦中のジャワ島にある日本軍の捕虜収容所を舞台に、異なる文化を持つ人々の出会い、友情、そして葛藤を描いた作品です。
「戦場のメリークリスマス」とはどのような曲?
映画タイトルと同じ、「戦場のメリークリスマス」とは一体どのような曲なのでしょうか?
「戦場のメリークリスマス」は、坂本龍一氏が作曲した楽曲で、映画の持つ複雑な感情を音楽で表現した傑作です。
この曲の魅力を、より深く掘り下げていきましょう。
「戦場のメリークリスマス」は、坂本龍一氏の繊細なピアノの音色と、映画の世界観が見事に融合した名曲です。
この曲は、戦争という暗いテーマを扱いながらも、希望と美しさを失わない、まさに不朽の名作と言えるでしょう。
また、この曲は、多くのアーティストに影響を与え、サンプリングやカバーなど、様々な形で現代音楽に影響を与えています。
IVEも同様にサンプリングし「Supernova Love」を作成したようですね。
IVEだけなぜ炎上した?
ほかのアーティストもサンプリングしているのに、なぜIVEだけ炎上したのでしょうか?
これにはきちんとした理由があります。
歌詞はどのようなもの?
Oh, babe, I need that kind of love
A supernova glowin’ the dark
Forever I wished upon a star
Then you came over occupied my heart, occupied my heartああ、ベイビー、こんな愛を求めていたんだ
暗闇を照らす超新星のような輝きを
ずっと星に願いをかけてきたの
そしてあなたが現れて、私の心を奪ったの、私の心を
こちら冒頭の部分です。日本語訳はそれっぽく訳してみました。
このようなニュアンスの歌詞が後にも続きます。
確かに全く、「戦場のメリークリスマス」とは関係ないですね。
しかし、恋愛の儚さと満たされる愛の二律背反が感じられるような楽曲になっており、「戦場のメリークリスマス」にもある和洋折衷や戦争と人間の温かさの相反する対照的事象の模倣と捉えることができ、リスペクトを欠いているとは言い切れないと筆者は感じました。
つまり作詞作曲陣は、意識的に「戦場のメリークリスマス」を参考にしている可能性を示唆しています。
しかし、原曲の持つ深い意味や歴史的背景を踏まえて、リスペクトを払った上で楽曲制作が行われたとは言い難いため、そこを突かれてしまい炎上に至ったのではないでしょうか?
これは両楽曲を聴いて、かなり考察をした筆者の一つの意見であり、絶対的なものではありません。
みなさんはどのように感じますか?
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