スターシップで宇宙旅行が可能!イーロン・マスク開発宇宙船で将来どうなる?

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イーロン・マスク氏がCEOを務めるスペースX(Space Exploration Technologies Corp.)が開発をすすめる「スターシップ」が日本時間10月13日21時25分に軌道飛行試験を実施し、打ち上げから7分後に発射状に戻ってきました。

この「スターシップ」がすごいところは以下のスペースX公式TikTokの動画にある通り、ロケットを推進させるブースターを完全な形でキャッチし再利用ができることです!

日本のマスコミではあまり取り上げられていなかったのですが、宇宙開発はかなりのところまで進んでいるようで、まるでSFの映画と思うくらいの衝撃です。

@spacexfan8

Superheavy Booster Landing! ( Credit: austinbarnard45 on X ) #SpaceX #starship #superheavy #elonmusk #fyp

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イーロン・マスクとスペースXとは?

プロフィール

・イーロン・リーヴ・マスク(Elon Reeve Musk)

・1971年6月28日生まれ 53歳

・南アフリカ共和国出身

・スペースX、テスラのCEO

イーロン・マスク氏は、南アフリカ出身の起業家であり、PayPalやテスラ、スペースX、OpenAI、xAIなど、数々の革新的な企業を創設したことで知られています。

意外にもアメリカではなく南アフリカ出身なんです!

イーロンマスク氏は、人類の未来を形作ることを目指しており、特に持続可能なエネルギーと宇宙探査に情熱を注いでいます。

スペースX社とは

スペースXは、イーロン・マスクが2002年に設立した民間宇宙輸送会社です。宇宙へのアクセスをより安全かつ低コストにすることを目標とし、ロケットの再利用技術や大規模な宇宙船の開発など、数々の革新的な取り組みを行っています。

スペースXの主な活動
  • ロケットの再利用:スペースXは、ロケットの1段目を回収して再利用する技術を世界で初めて実用化しました。これにより、打ち上げコストを大幅に削減し、宇宙へのアクセスをより頻繁にすることが可能になりました。
  • スターシップの開発:スターシップは、スペースXが開発中の超大型ロケットであり、月や火星への有人飛行を目標としています。
  • 衛星インターネット:スペースXは、スターリンクと呼ばれる大規模な衛星インターネット網を構築しており、世界のどこでも高速インターネットを提供することを目指しています。

スターシップのすごいところ

画像はGizmodoより

スターシップは、イーロン・マスク率いるSpaceXが開発中の、世界最大のロケットであり、同時に宇宙船としての機能も備えた、非常に革新的な宇宙輸送システムです。

スターシップのすごいところ!
  • 完全再利用性:ロケットの1段目であるスーパーヘビーと、2段目のスターシップ、どちらも何度も繰り返し使用できるように設計されています。これにより、打ち上げコストを大幅に削減し、宇宙へのアクセスをより容易にすることを目指しています。
  • 巨大な積載量:100トン以上のペイロードを搭載でき、月や火星への有人ミッションだけでなく、大規模な宇宙ステーションの建設や惑星間の輸送など、さまざまなミッションに対応できます。
  • 高速な飛行:メタンと酸素を燃料とすることで、高い推力と速度を実現し、地球低軌道だけでなく、月や火星への有人飛行を短期間で行うことを目指しています。
  • 多目的性:人や物資を宇宙に運ぶだけでなく、衛星の打ち上げ、宇宙観光、さらには火星への移住など、幅広い用途が期待されています。
@space_br_fans

Starship SuperHeavy Booster Landing (credit: Everyday Astronaut) #spacex #elonmusk #rocket #starship #starbase

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この大成功は、イーロン・マスク氏が諦めずに難しいとされていた再利用問題に取り組んでいた結果の賜物でしょう。

@space_br_fans

Elon Musk never gave up spacex elonmusk rocket starship starbase

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月や火星への移住は?

アメリカを中心に国際的に推進されている、月への有人探査「アルテミス計画」をみなさんはご存知でしょうか?

これはアポロ計画以来、2030年までに約半世紀ぶりに人類を月面に送り込み、長期的な月面での活動を目指しています。

アルテミス計画の目的は、

  • 月面基地の建設:月面に持続可能な基地を建設し、人類が月で生活できる環境を整える
  • 資源の探査・利用:月には水やヘリウム3などの貴重な資源が存在すると考えられており、これらの資源を調査し、将来の宇宙開発に役立てる。
  • 火星探査への準備:月を拠点として、将来の火星有人探査に必要な技術や経験を蓄積する。

スターシップはこのアルテミス計画の実現を目指し、人類の宇宙進出を加速させ、宇宙開発の新たな時代を切り開く存在として期待されています。

アポロ計画以来、半世紀以上月に行かない理由

そもそもアポロ計画で月に行った1969年7月20日以来、月に行かなかった理由はなんでしょうか?

月へ再び行くことが難しいのは、様々な要因が複雑に絡み合っているからです。以下▶️を押して詳細を確認ください。

1. 高額な費用:
  • 莫大な開発費用: 月へ行くためには、非常に高性能なロケットや宇宙船、そして高度な技術が必要となり、莫大な開発費用がかかります。
  • 維持費: 月面基地を建設し、長期的な滞在を可能にするためには、継続的な維持費も必要となります。
  • 優先順位: 宇宙開発だけでなく、地球上の様々な問題(気候変動、貧困など)への対応も求められる中、宇宙開発への予算配分は慎重にならざるを得ません。
2. 技術的な課題:
  • 安全性の確保: 宇宙空間は過酷な環境であり、宇宙飛行士の安全を確保するための技術開発は、常に課題となっています。
  • 長期滞在の問題: 月面での長期滞在には、放射線対策、食料の確保、心理的な問題など、解決すべき課題が数多くあります。
  • 帰還の難しさ: 月から地球へ安全に帰還するための技術も、常に改善の余地があります。
3. 政治的な要因:
  • 冷戦終結: アポロ計画は、ソ連との宇宙開発競争という背景がありました。冷戦が終結し、宇宙開発の競争が緩和されたことで、月への有人探査の優先度が低下しました。
  • 予算の削減: 各国の財政状況や政治的な状況によって、宇宙開発予算が削減されることがあります。
  • 国際協力の難しさ: 多数の国が参加する国際的なプロジェクトは、それぞれの国の利益や政策によって、計画が遅延したり、中止になる可能性があります。
4. 新たな目標の出現:
  • 国際宇宙ステーション: アポロ計画の後、国際宇宙ステーションの建設に焦点が移り、月への有人探査は後回しになりました。
  • 火星探査: 長期的な視点で、火星への有人探査が新たな目標として掲げられ、月探査よりも火星探査に力を入れる動きが見られます。

実際にアポロ計画では月面に着陸したのか議論が続けられていますが、着陸したことを示す確固たる証拠があるのをみなさんはご存知ですか?

実は月面にただ着陸しただけではなく、いろいろな実験器具を置いて行っているのです。その中に大きな鏡があって、地球からレーザーを当てると反射し地球まで帰ってきます。

月面着陸の捏造説は、陰謀論の一種であり、科学的な根拠はほとんどありません。多くの写真や映像、そして月面から持ち帰られた岩石などの証拠が、月面着陸の事実を裏付けています。

まとめ

今回、スターシップのブースター再利用を成功させたスペースX社により人類の宇宙進出がかなり目前になってきました。

やはり宇宙船の開発は多額の費用がかかるため、ブースターや宇宙船の再利用は欠かせないものだと考えられます。

早く一般の民間人(前澤社長のようなお金持ちではなく)も宇宙へ行けたらいいですね!

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