最近シーシャ(水タバコ)で一酸化炭素中毒を訴える119番通報が多発していると言います。
シーシャとは一体どんなたばこなのでしょうか。
また一酸化炭素中毒となってしまう原因や体に有毒なのかも調べていきたいと思います。(写真はbeyondvapejyapanより)
シーシャで一酸化中毒?
東京消防庁と日本赤十字社医療センターの研究チームの調査によると、水たばこ(シーシャ)での急性一酸化炭素中毒が疑われる119番通報が多発しているといいます。(Yhafooニュースより)
シーシャといえば水タバコとも呼ばれており、若者を中心に人気が急増しているイメージがあります。
様々なフレーバーがあることから女性からの人気もありますが危険なタバコなのでしょうか。
シーシャ(水タバコ)とは?

シーシャ(水タバコ)とは、水パイプという専用の喫煙具を使い、葉たばこの煙を水にくぐらせて濾過したものを、長いホースから吸う嗜好品です。
煙が水を通って冷やされることで、やわらかな味わいになるのが特徴です。シーシャで使用する葉たばこは、さまざまな香料や糖蜜などで味・香りが付けられており、フルーツ系からスパイス系まで数百種類のフレーバーが存在するとされています。
複数のフレーバーをミックスしてオリジナルフレーバーを作ることも可能なので、好みや気分によってさまざまなアレンジを楽しめます。
また、1回の燃焼時間は1時間程度で、紙タバコと比べて長時間喫煙できるのもポイントです。(DR.VAPEより)
紙たばこよりも多岐にわたるフレーバーが存在するため老若男女問わず楽しむことができるのが特徴となっています。
最近ではシーシャバーも数多く出店されています。お洒落な内装や雰囲気からInstagaramなどでインフルエンサーが吸っていることもよく見かけますね。
一酸化中毒になる原因は?
シーシャ(水タバコ)は水を通して煙を吸引することからか紙たばこよりも有害物質が少ないというイメージを持つ方がいらっしゃいますが、実は紙たばこ同様に多量の有害物質を含んだ煙を吸引しています。
シーシャは一般的に紙たばこよりも長時間かけて吸う方が多いかと思います。
シーシャでは1セッション(約60分程度)の間に145mgもの一酸化炭素を吸引しています。この数値は紙たばこ1本の約8倍と言われており、いかに多いかわかりますよね。
また多感芳香族炭化水素やベンゼン、重金属なども紙たばこ同様に含まれています。これらは心臓や肺疾患、がんの原因物質です。
ニコチンについても1セッションの吸引で紙たばこ10本にも及ぶニコチンを摂取することとなるようで依存を引き起こす原因ともなります。(水タバコによる急性一酸化中毒の一例より)
体に悪くないイメージを持っているため多量に吸引してしまう方が多いことが一酸化炭素中毒を引き起こす原因でしょう。
何となく体によさそう、オシャレでおいしいからたくさん吸っても大丈夫というイメージは忘れて、あくまでタバコですので有害性もあるということを認識しておきましょう。
美味しくシーシャを楽しむためには
- ゆっくりと休憩しながら吸う
- 気分が悪くなったら吸うのをやめて新鮮な空気を吸う
- 換気状態を確認する
多量の煙を短時間に吸い込んでしまうことが一酸化炭素中毒の原因となりますので時間をかけて楽しみましょう。
シーシャバーなどでは他のお客もおり、部屋に煙が充満します。可能な限り換気が十分に行き届いたお店を選びましょう。
またすこしでも頭痛など異変を感じた場合には吸引をやめ店外で新鮮な空気を吸うようにしましょう。
用法や容量を守ればリラックス効果も得られ美味しく吸うができますので、過剰な吸引に気を付けてシーシャを楽しみましょう!!
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