「令和ロマンくるま」を含めた吉本芸人オンラインカジノ疑惑。検挙されたらどうなる? | TSUKUHOTE BLOG

「令和ロマンくるま」を含めた吉本芸人オンラインカジノ疑惑。検挙されたらどうなる?

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2月14日、オンラインカジノで賭博をした疑いを持たれている件について、吉本興業所属のお笑い芸人「令和ロマン」の高比良くるまさん(30)や「とろサーモン」の久保田かずのぶさん(45)が任意聴取を受けていた事が明らかになりました。

これについてお二人は以下のように述べていると報道されています。

久保田さんは関与を否定高比良さんを含め他のタレントは大筋で関与を認め、「(違法にはならない)グレーだと思っていた」などと説明しているという。

Yahoo!ニュースより引用

オンラインカジノは以前から広告やアプリが多く、比較的簡単に利用できる一方で、違法と知らずに賭博を行ってしまった人もいると言われています。

なぜこのような状況になってしまったのか、その背景について調べてみました。

この記事からわかること!
  • 吉本興業所属の男性タレントが関与
  • オンラインカジノの違法性
  • 検挙されたらどうなる?

吉本興業所属の男性タレントが関与

FNNプライムオンラインより引用

オンラインカジノで賭博したとして、吉本興業所属の男性タレント10人弱が警視庁から任意聴取受けたと報道がありました。

現在報道で明らかにされている方は以下の通りです。

任意聴取を受けたとの報道があったタレント
  • 「令和ロマン」高比良くるま
  • 「とろサーモン」久保田かずのぶ
  • 「ダイタク」吉本大
  • 「9番街レトロ」なかむら★しゅん

高比良くるまさんに関したは概ね関与を認めており、久保田かずのぶさんは否定をしております。

吉本大さんとなかむら★しゅんさんに関しては事実関係が明らかになるまでは活動を自粛するようです。

この報道を受け、吉本興業では複数のタレントに聞き取り調査を行なっており、今後関与した芸人はさらに出てくると言われております。

事務所関係者は「聞き取り調査は若手を中心に進んでいるようです」と明かした。

スポニチニュースより引用

そもそもなぜオンラインカジノは違法にも関わらず、広告やアプリなど、またYouTuberなどからで多く宣伝されていたのでしょうか?

オンラインカジノの違法性

政府広報から御報告されている通り、オンラインカジノによる賭博は犯罪です。

「オンラインカジノ」は、スマートフォンやパソコンなどを通じてオンライン上でゲームを行い、その結果に対して現金や暗号資産、電子マネーなどを賭けるものです。「カジノ」のイメージにあるようなスロットやカードゲームだけでなく、スマートフォン用のパズルゲームのようなものや格闘技・スポーツなどの勝敗を競うものもあります。
海外にはオンラインカジノを運営するサイトがいくつもあり、近年は日本人をターゲットにした日本語のサイトも多くみられ、日本から参加した人が検挙される事例が後を絶ちません。

オンラインカジノの多くは海外で運営されています。運営サイトの国では犯罪ではないとしても日本からアクセスして、オンラインカジノを行うと「賭博罪」になります。

なぜ警察は厳しく取り締まるのか

オンラインカジノの利用は賭博罪や常習賭博罪にあたるようです。これは刑法第185、186条で定められており、犯してしまうと以下のような刑罰が与えられます。

「賭博をした者は、50万円以下の罰金又は科料に処する。」
「常習として賭博をした者は、3年以下の懲役に処する。」

さらに警察ではオンラインカジノの取り締まり強化をしていると報告されています。

理由としては、反社会的勢力が資金洗浄の手段として用いられているためです。

オンラインカジノは、クレジットカードや電子マネーなど、多様な決済手段に対応しており、資金の流れを追跡しにくい場合があります。そして国境を越えて利用できるため、資金の移動が容易です。

不正に得た資金をロンダリングすることにより出所不明の資金として隠す事ができるという事ですね。

検挙されたらどうなる?

オンラインカジノでの賭博が発覚した場合、検挙される可能性は十分にあります。検挙に至るまでの流れや、検挙された後の手続きについてご説明します。

以下のタブをクリックして開いてください。

1. 捜査開始

警察は、オンラインカジノの利用状況や関係者の情報を収集し、捜査を開始します。

提携している銀行口座や電子マネーの情報からも捜査される場合があります。

2. 証拠収集

警察は、オンラインカジノの利用履歴や銀行口座の取引履歴などを押収し、証拠を収集します。

3. 逮捕・任意聴取

  • 現行犯逮捕: 賭博行為が現行犯で確認された場合、その場で逮捕されることがあります。
  • 通常逮捕: 逮捕状に基づいて逮捕されることがあります。
  • 任意聴取: 警察署に出頭を求められ、事情聴取を受けることがあります。

4. 取り調べ

警察は、逮捕・任意聴取した容疑者に対して取り調べを行います。

5. 書類送検

警察は、捜査結果を検察庁に送致します。

6. 起訴・不起訴

検察官は、送致された事件について起訴するかどうかを判断します。

7. 裁判

起訴された場合、裁判が行われ、有罪・無罪の判決が言い渡されます。

8. 刑罰

有罪判決が確定した場合、刑罰が科せられます。

賭博罪「賭博をした者は、50万円以下の罰金又は科料に処する。」
常習賭博罪「常習として賭博をした者は、3年以下の懲役に処する。」

これは犯罪という自覚がない場合でも検挙されてしまいます。

また、広告などにも釣られてオンラインカジノにアクセスし賭博を行なってしまわないよう注意も必要ですね。

まとめ

海外からは日本は格好の餌食となっていると言われています。

アメリカの市場調査会社によると、オンラインカジノの日本の市場規模は2024年が約1兆2000億円、2033年には推計約1兆9500億円になると予想されています。
その要因は日本のスマホへの依存度の高まりだと分析されます。

日本の公営ギャンブル売り上げは中央競馬が約3兆3100億円(2024年)、競艇が約2兆4200億円(2023年度)、競輪が約1兆1900億円(2023年度)、オートレースが約1100億円(2023年度)。オンラインカジノの規模は、競輪に匹敵するほどだということがわかります。

Yahoo!ニュースより引用

甘い誘い文句などに誘われて利用してしまわないようみなさんも注意しましょう。

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