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2025年1月7日にアメリカ・ロサンゼルスのパシフィック・パリセーズ地区で発生した山火事において、現在90000棟を超える家屋が焼失してしまいました。
10名の死者も出ており、数万人に避難命令が出され、多くの人が家を失いました。
この火災は世界中のメディアで大きく報道され人々の関心を集めましたが、どこか不自然であると言われています。
今回は不自然と言われていることについて深掘りし現時点での事実に基づき考察していきます。
ロサンゼルス山火事の概要
発生日時:2025年1月7日
発生場所:アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス、パシフィック・パリセーズ地区を中心とした周辺地域
被害状況:9万棟を超える家屋焼失
死者:10名(2025年1月10日時点)
経済的損失:約21兆~24兆円
2024年1月7日、アメリカ・ロサンゼルスのパシフィック・パリセーズ地区を起点に、未曽有の大規模な山火事が発生しました。
この火災は、猛烈な“サンタ・アナ風”と長年の干ばつが重なり、瞬く間に広がり、周辺地域を飲み込んでいきました。
サンタアナ風とは、アメリカ合衆国カリフォルニア州南部で秋から冬にかけて吹く、高温で乾燥した強風のことです。特徴は以下です。
高温乾燥:内陸の砂漠地帯から太平洋に向かって吹き降りてくるため、高温で乾燥しています。
強風:山脈を越えて吹き降りてくるため、風速が非常に強くなることがあります。
砂塵:砂漠の砂塵を巻き上げ、空気を濁らせます。
乾燥:空気が乾燥するため、山火事の発生や拡大に繋がることがあります。
ハリウッドスターなども被害に
どの家屋も数百万ドルから数千万ドル(日本円で数億から数十億円)の家屋が全焼してしまいました。
残ったのはプールやテニスコートのみと悲惨な状況です。
発生の原因は?
現時点では不明です。
米メディアは、パリセーズの山火事について放火捜査官が原因究明を進めていると報じた。
ロサンゼルス郡消防本部のトニー・マローン本部長は、もしも出火原因が放火だと判明した場合、死者はすべて殺人によるものとして扱われると述べている。
BBC NEWS JAPANより引用
山火事の原因は現在捜査中です。放火の疑いも視野に入れ捜査が行われているようですね。
放火以外にも山火事の原因としては以下のようなものが挙げられます。
山火事のメカニズムはシンプルです。林野庁のデータによると、自然発火の原因は、主に高い 気温と乾燥、落雷などがあります。乾燥することによって落ち葉の水分が失われ、枯れ葉同士の摩擦で火が起こり、周りの枯れ葉や木々に燃え移ることで火災になります。人為的な原因では、焚き木、農業の火入れ、放火、タバコなどが主な原因とされます。
GREENPLACEより引用
自然発火:落雷、乾燥した落ち葉の摩擦
人為的:焚き木、火入れ、放火、タバコ
山火事のメカニズムはかなりシンプルなようです。人為的なものなら、かなり悪質ですが自然発火でここまで大規模になってしまうのなら今後の対策が急がれますね。
陰謀論が囁かれている?
SNSでは、この火災は人為的または政府が行なったものではないかと陰謀論が囁かれています。
その理由をまとめました。
保険の解約?
保険会社は数年前から、特定の地域(マリブ/パシフィックパリセーズを含む)の住宅のほとんどに対する保険適用を停止しています。ほとんどの住宅所有者は、自分で保険をかけなければなりませんでした。今回の火災は計画的な放火でした。焼失した地域では土地の奪取が起こりやすい状況です。
しかし、この保険停止にはしっかりとした理由がありました。
理由は1930年以降の大規模な火災のうち、半分が2020年と2021年のものであり、2018〜2022年には500億〜1000億ドルもの損害があったようです。
そのため2023年5月より新規契約を停止し、少しずつ既存の契約者の更新を取りやめていったのです。
つまり陰謀論ではなくしっかりとした事情がありました。
レーザーによる火災
ポストの動画を見ると、遠くから青い光により、木が焼かれているように見えます。
これは指向性エネルギー兵器(DEW)ではないかと言われています。
しかしこれは電線に木が当たり火花が散っているだけでした。
今、ロサンゼルスの我が家の隣家の裏庭の様子です。電線が木に接触して火花を散らしています。電力会社からの指示で、私と隣人は45分前から911と消防署に電話をかけていますが、誰も出ません。
火災のための貯水池が空だった
今回早期の鎮火がなされなかったのは貯水池の水が不足していたためだと言われています。
なぜ、大規模な火災の前に貯水池が空になっていたのでしょうか?
パサデナ火災による被害額は、現在最大570億ドルに達すると推定されています。
カレン・バス市長率いるロサンゼルス市は、経費削減策として消防予算を約1800万ドル削減し、消火栓の水槽への給水を停止しました。
市長は他の問題に積極的になるあまりに消防予算の経費削減をして他に回してしまったのでしょうか。
モデルスマートシティへの転換のために一掃
2028年のオリンピック開催都市であるロサンゼルス。
そしてモデルスマートシティに転換が予定されているのがパリセーズです。
スマートシティとは、一言で言うと、様々なデジタル技術を活用して、都市の生活やサービスの質を向上させ、より住みやすく持続可能な都市を目指す取り組みのことです。
このスマートシティを完成させるためには大規模な工事などが必要なことから、一掃してから計画を進めようとしているとの陰謀論が出てきてしまっています。
しかし”経済的損失”と、”市民からどう思われるか”を考えたら、この計画は良くないということくらい理解できるでしょう。
まとめ
現在さまざまな陰謀論が出てきてしまっています。
しかし、現在出てきる陰謀論にはほとんど裏付けがありました。
また陰謀論を唱えている方のSNSを見ると少し様子が変です。
この災害には死者がいるため、変な憶測は良くありません。
節度を持って投稿しましょう。
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