福岡大学サッカー部が、今年の12月から開催される第73回全日本大学サッカー選手権(インカレ)に出場できないという、なんとも残念なニュースが飛び込んできました。
九州大学リーグを制し、全国への切符を掴んだのに非常にかわいそうに感じます。
理由は手続き上のミスのようです。
一体何が起こったのでしょうか。この件について詳しく掘り下げていこうと思います。
今回の経緯とは
【2024年度第73回全日本大学サッカー選手権大会への欠場について】
(お知らせとお詫び)福岡大学サッカー部は、今季の「第39回九州大学サッカーリーグ1部」において優勝いたしました。本来であれば、「第73回全日本大学サッカー選手権大会」に出場するところですが、同大会の開催要項に規定された参加資格を満たすことができず(提出書類の遅延)、出場できないこととなりました。
今般の事態に至りましたことについて、指導監督に務めるべき者として弁明の余地はなく、選手・ご父母をはじめ全ての関係者の皆様に心よりお詫び申し上げます。このような事態が決して起こらないようチーム・マネジメント体制の再構築に努力いたす所存です。今後とも厳しいご意見も含めチームへのご支援・ご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。令和6年11月19日
福岡大学サッカー部
部長 木幡伸二
監替 乾真寛
福岡大学サッカー部Xより引用
九州の大学サッカーリーグにて優勝をした福岡大学。サッカーの名門である大学が全国大会に出場できなくなりました。
その理由は
提出書類の遅延
なぜこのようなことが起こってしまったのでしょうか。
なぜこのようなことが起こったのか
なぜ出場資格を失ったか、理由は以下のようです。
送付した参加申し込み書類の一部が大会要項に定める期限内に届かなかった
九州大学リーグ優勝という素晴らしい成果を収められたにも関わらず、このような結果となってしまい、ご本人様をはじめ、チーム関係者の方々も心苦しい思いをされていることと思います。
ですが、リーグ優勝したにも関わらず主催者側から連絡は行かなかったのでしょうか?
一般的には、大会主催者は、提出された書類に不備があった場合や、参加資格を満たしていないと判断した場合、原則としてチームに対して何らかの連絡を行うと思われます。
今回のインカレ主催は上記に該当しないかもしれませんが、ここでなぜ連絡などがなかったか考察してみました。
もし上記の考察があっていればですが、書類審査が自動化されているなんて、時代を感じますね。でも、大切な大会の出場がシステムの判断一つで決まってしまうのは、ちょっと寂しい気もします。人間が一つ一つ確認していた時代の方が、何かあった時に相談できたりして安心できたかもしれません。
福岡大学サッカー部の強さ
福岡大学サッカー部は、長年にわたり九州大学リーグで常に上位を争い、全国レベルの強豪校として知られています。
九州大学サッカーリーグの成績
今年度の九州大学サッカーリーグでも優勝した福岡大学。
過去インカレでの成績
インカレの成績では以下のようでした。優勝こそないものの、3度も決勝に進んでいます!
- 1970年
(第19回)4位1位 法政大学, 2位 大阪商業大学, 3位 大阪経済大学
- 1983年
(第32回)3位1位 大阪商業大学, 2位 順天堂大学, 3位 早稲田大学
- 1998年
(第47回)2位1位 国士舘大学, 3位 明治大学・仙台大学
- 2009年
(第58回)2位1位 明治大学, 3位 関西大学・駒澤大学
- 2012年
(第61回)2位1位 早稲田大学, 3位 明治大学・鹿屋体育大学
SNSでの声
これ提出期限の誤認が原因だとしたら運営は提出確認の連絡とか送ってないの?全国大会だから何百チームもあるわけじゃないんだし。
考察でも述べましたが、やはり運営側から連絡などあってもおかしくはないと考える人はいるようです。
しかし、公平性などの問題が問われるため、そう簡単には連絡など出さないのでしょう。
元学連幹事です。 当時からありがちな話題ではあるけれど、当時校だけに責任を取らせる形はいかがと思う。 よほど連盟の通達を無視していたとかなら話は別だけど、そんなではない気がしますね…。
なんと元幹事の方がリプライをしていました。
当時からありがちとのことです。
11/11九州大学サッカーリーグ優勝決定
11/17九州大学サッカーリーグ最終節終了
そこから11/19時点でこれになるのは可哀想でしかない。全日本大学サッカー連盟さま、日本サッカー協会さま、寛大な措置を🙏
リーグ優勝決定してから今日まで1週間あまりしかありませんでした。
そう考えると提出書類にかけられる時間は数日、または数時間かもしれません。
そこで不備が出てしまってからの今日まで、確かに時間が全くありません。
まとめ
初めてニュースを見た時は、監督やスタッフの責任を問いたくなる気持ちもありました。
しかし、事の経緯を詳しく調べてみると、単純に誰かを責めることは難しいと分かりました。
今回の結果は非常に残念でしたが、選手やスタッフの皆さんの気持ちを考えると、複雑な心境です。
SNSなどでは、様々な意見が飛び交っていますが、彼らを責める声ばかりではなく、励ましの言葉もたくさん見かけました。
すべての事実を知っているわけではないので、感想は難しいですが、今回の件よりマネジメント体制が良いものになっていくことを望むばかりです。
コメント