2024年12月19日、元SMAPの中居正広さんと女性とのトラブルにより、9000万円もの示談金が支払われたことが明らかになり、芸能界に衝撃が走りました。
その後、相手の女性がPTSDを発症しフジテレビを退社した元アナウンサーの渡邉渚さんであることが特定されました。
そしてフジテレビぐるみでの不祥事ではないかという報道がなされましたが、フジテレビはこれを否定しています。
しかし、2025年1月7日発売の「週刊文春」で、渡邉さんがこの件についてフジテレビの幹部社員と当時アナウンス室部長だった佐々木恭子アナに伝えていたことが新たに報じられました。
以下、詳細をまとめます。
トラブルの経緯
トラブルの経緯は以下です。
☆ 2023年、大雨の降る夜に兼ねてから体調不良を患っていた中居正広さんの”復帰祝い”の会食。
☆ フジ幹部の友人が会のセッティング、および例の女性のアテンドをおこなった。
☆ 参加予定者の一部が不参加となってしまい、中居正広さんと女性が2人きりで過ごすことになってしまいました。
☆ そこで何らかのトラブルが発生し、密室であったことから深刻な問題に発展。
☆ 女性は警察沙汰も考えるほどの出来事であった。
☆ その後、中居正広さんは代理人を通じて示談金9000万円を支払い解決に至った。
中居の事務所は同誌取材に対して「解決済み」として、女性トラブルの有無を否定していない。一方で気になるのは《お互いに守秘義務があります》との文言。当然、双方の間で示談成立した際に生じた「守秘義務」のはず。
トラブルを起こしたという中居はもちろん、9000万円を受け取って何らかの“示談書”にサインしたであろう、女性本人も“口外”することはあり得ない。すでに双方で解決した問題が“リーク”されてしまったのだから、中居側にしてみれば、言ってしまえば“払い損”にも思えるが……。
Yahoo!ニュースより引用
こちらの回をセッティングしたのがフジテレビ幹部の方仕込んだ奉納ではないかと言われています。
中居さん含め、フジテレビの関係者も多く来るはずだったようです。
しかし、当日になるとなぜか中居さんと女性の2人だけ。
そのため女性は仕組まれたと感じ、3名のフジテレビ幹部に被害を打ち明けました。
あらゆる弁護士に相談したのですが、断られてしまい、最終的には性被害女性支援団体の弁護士が受任してくれたようです。
フジテレビ幹部社員と佐々木恭子アナに伝えていた
2025年1月7日発売の「週刊文春」では、このトラブルの後、X子(渡邉渚さん)さんがフジテレビの複数の幹部社員と、当時アナウンス室部長だった佐々木恭子アナにこの件を報告していたことが報じられました。
記事によると、X子さんはトラブルの経緯や自身の状況を詳細に説明したとされています。
この報道は、フジテレビが当初「社員の一切の関与を否定」していたことと矛盾しています!
佐々木さんは「大変だったね。しばらく休もうね」と渡邊さんに言うだけで、問題解決のために動くことはなく、トラブルに大きく関与した編成幹部Aさんに掛け合ったり、Aさんの処遇について上層部に報告・相談することもなかったという。
それどころか、渡邊さんに対し「Aさんには、このことを相談していないからね」と伝えてきたといい、当時の心境について渡邊さんは「『なぜ言わないんだよ。言えよ』って思いました」と失望と怒りを感じていたことを明かしている。
The Audienceより引用
なぜ、上層部に報告などせず、佐々木恭子アナで止めてしまったのでしょうか?
もし真摯に向き合ってもらえていたなら、フジテレビ退社まで追い込まれることなく、PTSDも発症は防げていた可能性だって考えられます。
隠蔽をしていたと感じられてしまうのは当然かと思います。
佐々木アナはなぜ取り合ってくれなかったのか
X子さんがフジテレビの幹部社員や佐々木恭子アナにこの件を伝えたにもかかわらず、なぜ十分な対応が取られなかったのか、という疑問が生じます。
佐々木アナの言動から判断する限り、事の重大性を認識していなかったとは考えにくいです。むしろ、重大性を認識した上で、組織防衛のためにあえて動かなかったと考える方が自然です。
特に、佐々木アナの「大変だったね。しばらく休もうね」という言葉と、「Aさんには、このことを相談していない」という発言は、問題を個人的な問題として矮小化し、組織として対応することに拒否していると感じ取れてしまいます。
組織の保身:フジテレビは、人気タレントである中居正広さんとの関係を重視し、組織のイメージダウンを避けるために、この問題を内部で処理しようとした可能性があります。特に、編成幹部A氏が関与していたとなれば、組織としての責任問題に発展しかねないため、事態の隠蔽を図った可能性は否定できません。
上層部からの指示:佐々木アナが独断でこのような対応を取ったとは考えにくいです。上層部からの指示、もしくは暗黙の了解があった可能性も考慮する必要があります。
セクハラ・パワハラ体質の温存:この件を適切に対応しなかった背景には、フジテレビ社内にセクハラやパワハラを看過するような企業文化、体質が根付いている可能性も示唆されます。
もちろん、これらは推測の域を出ません。ただ裏に大きな力が働いていたと考えるの自然です。
フジテレビが隠したかった理由
フジテレビがこの件を隠したかった理由としては、上記「なぜ取り合ってくれなかったのか」で述べた点と重なる部分もありますが、以下にさらに詳しく考察します。
企業イメージの悪化:昨今、ただでさえテレビ離れが深刻化し、フジテレビの存在意義が窮地に立たされてしまっています。そのなかで、女性問題による会社ぐるみの不祥事が明るみになれば、風当たりがますます強くなってしまうでしょう。
社会的責任の回避:フジテレビは、メディア企業として社会的責任を負っています。この問題に対して適切な対応を取らなかったことは、その責任を放棄したと見なされる可能性があります。
上記の理由から、フジテレビは当初、この問題を隠蔽しようとしたと考えられます。
しかし、「週刊文春」の報道によって、その思惑は崩れ、今後はより厳しい世論の目に晒されることとなるでしょう。
まとめ
一連の報道を通じ、フジテレビの対応の実態が徐々に明らかになるにつれ、同社の公式声明との間に乖離が生じていることが浮き彫りになってきました。
今後の調査や報道によって、上層部の関与や組織的な隠蔽工作の有無が明らかになることが期待されます。
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