2032年、小惑星が地球衝突する確率2.2%!どこに落ちて被害はどのくらい? | TSUKUHOTE BLOG

2032年、小惑星が地球衝突する確率2.2%!どこに落ちて被害はどのくらい?

この記事は約4分で読めます。

2024年12月27日に発見された小惑星「2024 YR4」。(画像はStar Walkより引用)

なんと、こちらの小惑星が2032年に地球に衝突する可能性があると示唆されています。

その確率は “2.2%”

果たしてどこに衝突し、実際に衝突したらどの規模の被害をもたらすのでしょうか?

この記事からわかること!
  • 小惑星「2024 YR4」
  • どこに落ちてどのくらいの規模の被害?
  • 2.2%の確率とは

小惑星「2024 YR4」

Astropics より引用

発見日:2024年12月27日

発見者:小惑星地球衝突最終警報システム(ATLAS-CHL)

大きさ::直径40m – 90mと推定

トリノスケール:3(2032年12月22日に地球へ衝突する可能性が1%以上)

地球衝突確率:2025年2月9日時点で2.2%(約45分の1)

2024 YR4は、2024年12月27日に発見された比較的小さな小惑星です。

2032年12月22日に地球へ接近する際、地球に衝突する確率が2.2%(トリノスケール「3」)と計算されており、過去の観測史上2番目に高い衝突リスクが評価されています。

トリノスケールとは、天体の地球への衝突リスクとその影響を評価する尺度です。0から10までの段階があり、数字が大きいほど危険度が高くなります。2024 YR4は現在トリノスケールで「3」と評価されています。

過去にも衝突リスクが高いものもあった?

GIZMODO US より引用

過去には、(99942) アポフィストリノスケールで「4」と評価されたことがあり、これは観測史上最も高い衝突リスク評価事例です。

この時の衝突可能性は2.7%でした。

ただし、その後の観測でアポフィスが地球に衝突する可能性はほぼなくなったことが判明しています。

直近の100年では衝突しない事がNASAによる計算結果から明らかになっているため、安心ですね!

落下地点と被害規模は?

JPL Solar System Dynamicsより引用

上図のグレー線が「2024 YR4」の起動で、水色線が地球の軌道です。

ヨーロッパ宇宙機関(ESA)によると

現在の見通し

・地球に接近し通過する可能性が最も高い

・今後の観測結果で衝突確率は変化する

とされています。

実際衝突したら場所と被害はどうなのでしょうか?

衝突場所は?

これまでの観測データを基に推定した衝突の可能性のある位置は、メキシコ近隣の東太平洋と南米北部、中部アフリカ、インド北部をつなぐ地域のどこかだ。

Yahoo!ニュースより引用

日本は位置していない場所ですが、海の上だけではないようですね。

衝突の影響は?

NASAの暫定推定によると、小惑星の衝突エネルギーは8メガトンで、1945年広島に投下された原子爆弾から放出されたエネルギーの500倍以上であり、ツングースカの爆発のエネルギーと同等だ。

Yahoo!ニュースより引用

ツングースカの爆発

1908年6月30日午前7時40分頃、ロシア帝国のシベリア中央部、ポドカメンナヤツングースカ川上流部の上空5 – 10 kmで巨大な爆発が起こりました。

この爆発は、広島に投下された原子爆弾の数百倍の規模であったと言われています。

現在は隕石によるものだと結論づけられております。

被害

爆発により、半径20 km以内の森林がなぎ倒され、約2,150平方km(東京都の約2倍)の範囲で約8,000万本の木がなぎ倒されました。

また、爆心地付近では、樹木が焼け焦げ、土壌がガラス化しました。爆風は、1,000 km以上離れた場所でも窓ガラスを割るほど強力でした。

しかし、ESAによると、「一般的に小惑星の軌道と関連したデータが蓄積されるほど衝突の確率は0に収斂される傾向がある」と言われています。

また7年も猶予があるため、もし衝突する可能性が高くなったとしたら、イーロン・マスク氏が何とかしてくれるでしょう!!

まとめ

2028年にこの小惑星は日本に接近するので、その際に大きさや衝突の可能性を正確に把握できると期待されています。

まだ不確定要素が多いため、今後の研究に期待ですね。

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