2032年12月22日に地球に衝突する可能性がある小惑星が発見されてから2け月が経過しました。(画像はフォーブスジャパンより引用)
先日まで、衝突する確率は2.2%と計算されていましたが、2025年2月18日の時点では“3.1%”となってしまいました。
このまま衝突してしまえば、地球は滅亡してしまうのでしょうか?
小惑星衝突

発見日:2024年12月27日
発見者:小惑星地球衝突最終警報システム(ATLAS-CHL)
大きさ::直径40m – 90mと推定
トリノスケール:3(2032年12月22日に地球へ衝突する可能性が1%以上)
地球衝突確率:2025年2月18日時点で3.1%(約32分の1)
地球に衝突する可能性がある小惑星の名前は「2024 YR4」。
衝突する場所

これまでの観測データを基に推定した衝突の可能性のある位置は、メキシコ近隣の東太平洋と南米北部、中部アフリカ、インド北部をつなぐ地域のどこかだ。
Yahoo!ニュースより引用
日本付近には落ちないと計算されていることから、少し安心できますね。
衝突の影響
NASAの暫定推定によると、小惑星の衝突エネルギーは8メガトンで、1945年広島に投下された原子爆弾から放出されたエネルギーの500倍以上であり、ツングースカの爆発のエネルギーと同等だ。
Yahoo!ニュースより引用
ツングースカの爆発
1908年6月30日午前7時40分頃、ロシア帝国のシベリア中央部、ポドカメンナヤツングースカ川上流部の上空5 – 10 kmで巨大な爆発が起こりました。
この爆発は、広島に投下された原子爆弾の数百倍の規模であったと言われています。
現在は隕石によるものだと結論づけられております。
被害
爆発により、半径20 km以内の森林がなぎ倒され、約2,150平方km(東京都の約2倍)の範囲で約8,000万本の木がなぎ倒されました。
また、爆心地付近では、樹木が焼け焦げ、土壌がガラス化しました。爆風は、1,000 km以上離れた場所でも窓ガラスを割るほど強力でした。

画像を見ると全て同じ方向に木がなぎ倒されているのがわかります。
隕石の直径は50-60mであったとされていることから、今回見つかった小惑星とだいたい同じ大きさです。
日本に被害範囲を重ねると以下の画像のようになります。

東京23区は丸々入ってしまいます。
地球滅亡?
上記に記載した通り、仮にツングースカ大爆発と同規模であるならば、被害は大きいですが、地球が滅亡するということはないみたいですね。
誤解のないように言っておくと、慌てて頑丈なシェルターにお金をかける必要はない。この小惑星は、たとえ推定のうち最も小さいサイズだとしても、直撃すれば都市を壊滅させる可能性があるため、監視した方がよいことは確かだ。しかし、天文学者がより多くのデータを集めるにつれ、地球との危険なランデブーの確率は、ほとんどの場合、おそらく急激にゼロに近づくだろう。
データが集まれば集まるほど、小惑星の軌道予測精度が向上し、衝突リスクをより正確に評価できます。
これにより、衝突の可能性を減らし、地球を守るための対策を講じることが可能になります。
現在、天文学者たちは確実に地球に衝突するかどうかの十分なデータは持ち合わせていないため、判断が難しい状況にあります。
惑星防衛
「2024 YR4」が私たちを危険にさらす可能性がわずかでもあると考えると、多少の不安を抱くかもしれない。
しかし、NASAやESAをはじめとする惑星防衛の関係者のおかげで、世界は危険な小惑星に対してかつてないほど安全になっている。
そして、スタッフと技術への投資を続けることにより、私たち80億人全員が今後何世代にもわたって守られ続けるだろう。
実はNASAによって、惑星の軌道を変える実験は前々から行われているのです。
そして、2022年には探査機で小惑星に体当たりをする実験に成功しているのです!
この技術が進歩すれば惑星の軌道を変え、アルマゲドンさながら、地球が守られることでしょう。
まとめ
小惑星が地球へ衝突する確率は上がっても、データが集まれば、確率は0に近づくの一般的のようです。
まや仮に地球にめがけて飛んできたとしても、惑星防衛隊が守ってくれます。
安心して今夜も深い眠りにつきましょう。
コメント