近年、SNSを中心に、「アリエクスプレス(AliExpress)で購入した商品と酷似したものが、国内の通販サイトや店舗で高額で販売されている」という情報が拡散されています。
この現象は「アリエク 横流し」と呼ばれ、注目を集めています。
アリエクスプレスは、中国を中心とした海外の出品者が商品を販売する、巨大なオンラインマーケットプレイスです。
多様な商品が安価で手に入ることから、多くの利用者がいます。しかし、一部の販売者がアリエクスプレスで仕入れた商品を、自社ブランド品として販売しているケースがあるようです。
アリエクとは

アリエクスプレス(AliExpress)は、中国のアリババグループが運営する、世界最大級のオンラインマーケットプレイスです。
中国をはじめとする世界中の出品者が、衣料品、雑貨、家電製品など、幅広い商品を販売しています。
アリエクスプレスは、多様な商品を安く購入できる魅力的なサイトである一方、海外通販ならではのリスクも伴います。
購入する際には、出品者の評価や商品のレビューをよく確認し、慎重に判断することが重要です。
アリエクで購入できる衣服を横流し
SNSや動画サイトで、「国内ブランドやショップで買った商品と、アリエクスプレスで売られている商品が全く同じだった!」という驚きの声が相次いでいます。
実際にどのような状況なのか、まずは動画で確認してみましょう。
これらの動画を見ると、デザイン、素材、品質が酷似、もしくは全く同じ商品が、アリエクスプレスでは非常に安価で販売されていることがわかります。
ショップでは10,000円のものがアリエクでは3,000円とかいう例もありましたね。
なぜこのようなことは起こる?
この現象は、TikTokでは「アリエク横流し」と呼ばれていますね。その背景には、以下のような要因が考えられます。
- アリエクスプレスで販売されている商品の中には、OEMで製造されたものが含まれている可能性があります。OEMとは、他社ブランドの製品を製造することです。つまり、アリエクで売られている商品と、国内ショップで売られている商品が、実は同じ工場で作られている可能性があるのです。
- この場合、必ずしも違法なコピー商品とは言えません。
- アパレル業界では、複数の小売店が同じ卸業者から商品を仕入れることが一般的です。そのため、デザインが類似した商品が、複数の店舗で販売されることがあります。
- この仕組みを利用し、アリエクスプレスで安価に仕入れた商品を、あたかも自社ブランド品のように高額で販売するケースも考えられます。
なるほど、アパレル業界では一般的なことなのですね!
トマトを作っている農家さんが直接売っているのがアリエク、それを買い取って少し高く売っているのがアパレルという感じでしょうか?
中間業者を挟まない分、安くなるのはその通りですね!
ただ、法外に高く高級品として販売するのはグレーなようです。
直接アリエクから購入すればお得?
「アリエク横流し」の実態を知ると、「それなら最初からアリエクで直接買った方がお得なのでは?」と考える人もいるかもしれません。
しかし、アリエクでの購入にはメリットもデメリットも存在します。
- 圧倒的な低価格:中間マージンが省かれるため、国内ショップよりもはるかに安い価格で商品を購入できます。
- 豊富な品揃え:世界中の出品者から多様な商品が出品されており、日本では見かけないような個性的なアイテムも見つかります。
- 品質のばらつき:出品者によって品質にばらつきがあり、粗悪品が届く可能性もあります。
- 配送に時間がかかる:海外からの発送となるため、商品が届くまでに時間がかかる場合があります。
- 返品・交換が難しい:返品や交換の対応は出品者によって異なり、トラブルが発生した場合に解決が難しいことがあります。
- 偽ブランド品のリスク:アリエクでは偽ブランド品が販売されている可能性があり、注意が必要です。
日本のブランドから買えば、アリエクの選りすぐり品が買えますが、同様のものをアリエクから購入すると個体間のばらつき、粗悪品などつかまされる可能性がありますね!
その分、銭を失ってしまい商品もないと言う事態になってしまうことも…。
ただ、良品もあるため判断が難しいところですね。
まとめ
アリエクと国内アパレルショップ、どちらが良いかは一概には言えません。消費者は、自身のニーズやリスク許容度を考慮し、賢明な判断を下すことが重要です。
- 価格を最優先するならば、アリエクは魅力的な選択肢となり得ます。
- 品質や安心感を重視するならば、国内アパレルショップでの購入が推奨されます。
いずれにせよ、購入前に商品の情報を十分に確認し、信頼できる販売者を選ぶことが、賢い消費者としての心得です。
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